近江高島
大溝の水辺さんぽ

大溝城跡

近江高島駅前を東へまっすぐに約百五十m進むとT字路(旧一六一号線)があって、左へ今津、右は大津へ延びている。T字路を左へクランクして直進すると勝野の港にでる。港は古く木炭、石灰などの積み出し港として栄え、それらを扱う問屋が軒を並べ、はたご(旅館)もあって活気に満ちていたと伝えられる。

大溝城跡は、勝野の港に続く内湖(乙女ヶ池)のほとり(T字路の南東、郡立高島病院の裏、分部神社の裏でもある)にあり、城跡は小高く、石積みの手前に朱塗りの鳥居が、上には稲荷さんが祭られている。天正六年織田信澄によって新庄(新旭町)から移築され、一時、豊臣秀吉が継ぎ、ついで伊勢(三重県)から分部氏が入部して明治維新まで存続されたと伝えている。

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