近江高島</br>大溝の水辺さんぽ

水辺の暮らしがあるところ

大溝(勝野・近江高島)は、琵琶湖の西側、滋賀県高島市南部にあり、比良山地と琵琶湖との間に位置する小さな城下町です。古代よりこの地には港が設けられ、日本海と都のあった奈良や京都を結ぶ交通・物流の重要拠点として発達しました。中世になると織田信長の命により大溝城が、大溝藩主 分部氏により城下町が整備され、今も残る町割りや水路が当時の暮らしぶりを伝えています。

近江高島

見どころ

大溝城跡
織田信長の命で築かれた琵琶湖水運要衝の城
町割り水路
江戸時代からの城下町の姿が感じられる
大溝陣屋総門
武家屋敷地の正門
乙女ヶ池
万葉集でも詠まれた琵琶湖の内湖
打下集落
琵琶湖と内湖に挟まれた集落

重要文化的景観と日本遺産

大溝では江戸時代に整備された山や井戸から取水する古式水道や水路が、今も住民に利用されています。内湖の乙女ヶ池周辺では湖や池の水との暮らしが長年営まれ、かつ「水城」であった大溝城の住時の景観を今に伝えています。
「大溝の水辺景観」はこうした文化や景観を伝えていく場所として、平成27年(2015)文化庁により重要文化的景観と日本遺産に選ばれています。