長法寺

乙女ヶ池に映える長法寺山、通称、長法寺は、山の手の山裾から約二kmといわれ、山頂には古い石積みなどがその名残を止どめている。

長法寺は、高島七ケ寺の第一で北敵山三千坊に数えられ栄えていたが、織田信長のために焼亡したらしいと伝えられている。

長法寺へは、打下からの七曲、鵜川から辿ることができる。

長法寺山からの眺めはすばらしく、その最端を三尾崎と言い、また、明神崎とも言われ、湖に山の迫った交通の要衝と連なり、麓には馬頭観音も祀られている。権田の地名からはゴンザ(昔、家の庭などに苦りを混ぜて打ち固めた砂)が搬出された。また、山中には古い墓所や間涯仏など庶民の信仰の対象となった野仏が見られる。

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